アトリエ風景

アトリエ画像

Maalliでは、

デザイン、型紙作製、サンプル作製

裁断、革漉き、ミシン、コバ塗りなど

すべての工程を、

このアトリエにて一人で行っております。


ですので、多くの品物はお作り出来ませんが

こだわりの一品を、

一点一点、心を込めて丁寧に製作しております。


その製作工程の一部を

少しだけご紹介致します♪

〜Profileはこちら〜

〜SmallWalletが出来るまで〜

smallwalletが出来るまで

まず、作りたいカタチを決めたら、型紙を起こしていきます☆

型紙作製

型紙がひと通り出来たら、ココからが大事!

芯材や、いらない革や布で、試作を作ります。

ここで、実際にカードや小銭を入れてみたりしながら、

幅などの微調整を行い、型紙を修正していきます。

 

この作業をとことん、自分の納得がいくまで繰り返します。

やっと、型紙が完成!

型紙

革の型紙、裏地の型紙、芯材の型紙、、、

併用の型紙もありますが、

お財布のパーツは、本当に多いので大変です。。。(汗)

革、裏地、芯材の裁断

裁断

型紙を元に、革包丁で

全てのパーツを断っていきます!

全てのパーツの裁断終了☆

パーツの裁断

ひとつの品物でも

こんなに多くのパーツから出来ているのです!

ふぅ。。。

重要な工程の "革漉き" !!

革漉き

革はそのままの厚みでは、とても厚くて使えません。。。

ですので、そのパーツに応じて

すべて薄く漉いていかなければなりません。

この漉き方も、パーツによって

漉き方、厚みがすべて異なるので、、、

素人では絶対に真似出来ない、職人技が必要になってくる作業です。


バッグなどは、そのままの革の厚みで使用する事が多いので

周りを漉くくらいで、そんなに大変ではないのですが、

財布や小物に関しては、

全体に薄く漉かないといけないパーツがほとんどであり

この、"漉き"という作業が、小物を作る上では

とても重要な工程になります。

革、裏地、芯材の "張り合わせ" 作業☆

張り合わせ

革が漉けたら、今度はそれらの革のパーツを

裏地と張り合わせていきます。

芯が必要な部分には、芯も入れていきます♬

すべて張り合わせていくと、こんな感じ。

張り合わせ1

ようやく、少し先が見えて来た感じですね(笑)

そぅそぅ、ネンが必要な部分には、

ネンも入れておきます。

やっと、ミシンの出番!!

ミシン

張り合わせた部分を、ミシンで縫っていきます。

小物はバッグに比べて、縫い目が目立つ物なので、

一瞬たりとも気が抜けません!!

パーツの組み立て作業★


ミシン、張り合わせを繰り返しながら

どんどん、パーツを組み立てていきます。

そして、表のデザイン!!

表のデザイン

数あるVINTAGEのパーツの中から

バランスを見ながら、選んで取り付けていきます♬


このバランス、デザインを考えていくのが楽しい♬

反面、本当に悩むところでもあります。。。

付属パーツの作製。

付属のチェーンのパーツなどを作って、

取り付けて、、、

最後に、ホックを打ちます。

ようやく完成です!!

完成

出来上がり♪

が、しかし!

この品物は違いますが、端が切りっぱなしの品物の場合は、

まだ続くのです。。。

仕上げの"コバ塗り"作業☆

コバ塗り

切りっぱなしの場合、周りに、ネンを入れてから、

まずは、目止め液を何回も重ね塗りをします。

その後、面が平になるまで丁寧にヤスリで整え、

面が綺麗になったら、最後に塗料を塗っていきます。

このように、品物一つ作るのにも、

こんなにもいくつもの工程を経て出来ているという事を、

少しでも感じて頂ければ幸いです☆★

現在ではコスト面から、海外生産をする事が多くなり、

国内生産と呼ばれる品物を製作している職人さんには、

後継者がいなくなって来ているのが現状です。

このように、デザインから、製作まで一環して出来る人間は

正直、現在ではとても少なくなっていると言われています。


後継者がいなくなってきている、こんな時代だからこそ、

若い世代がもっと頑張っていかなければ!!

という、そんな思いも込めながら、

日々、製作に励んでおります。

制作風景
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